ターコイズブルーの闇夜に輝く月、そしてちょっとブキミなフクロウの表紙に惹かれ、手に取りました。夜のあいだに、いったい何が起きるのでしょうか。 「夜のあいだに」 ゴブリン書房 2019年6月発行 42ページ テリー・ファン […]
第60回 白い狐の歴史ファンタジー
「白狐魔記1 源平の風」 偕成社 1996年2月発行 221ページ 斉藤洋/作 高畠純/挿絵 リンク 今回は、歴史ファンタジーをご紹介いたします。 野生の生物たちが、生きていくうえで一番警戒すべき生物「人間」。人間の矛 […]
第61回 夜にみまわるこびと
「みまわりこびと」 講談社 2014年10月27発行(原著は1960年) 25ページ アストリッド・リンドグレーン/文 キティ・クローザー/絵 ふしみみさを/訳 リンク 大事にすると、農場をまもってくれる小人のおはなしで […]
第62回 八方にらむ迫力ある猫
今日は、猫絵本をご紹介。 カイコガという虫は、幼虫から成虫になるため、サナギになりますが、その時、マユ玉を作ります。細い糸を口から吐き出し、丸長のかたちのマユを作りますが、これが美しい絹の生地のもとなのです。おかいこさま […]
第63回 どろぼうのどろぼん
「どろぼうのどろぼん」 福音館書店 2014年9月発行 280ページ 斉藤倫/作 牡丹靖佳/絵 リンク 警察の取り調べ室から話がはじまる児童文学は、あんまりみたことないようにおもいますね。そこからすでに引き込まれてしまい […]
第64回 路地裏の一本道で出会う怪異
以前もご紹介した「古典と新作 らくご絵本」シリーズです。噺家の柳家喬太郎さんの新作落語が絵本になっています。都市伝説をネタにした落語です。昔流行った都市伝説なので、小さな人にはちょっとわかりづらいかもしれませんが、落ちで […]
BOOKMARK15 最新号発行のお知らせ
BOOKMARK15 最新号発行のお知らせ 面白い海外文学・翻訳小説をご紹介したい、お勧めしたい。そんなフリーブックレット 『 BOOKMARK 』を配布しております。 翻訳者の金原瑞人さん、三辺律子さん、イラストレータ […]
第65回 ちっちゃなゾウとちっちゃなネズミがおおきなまちで
「ちいさなエリオット おおきなまちで」 マイクロマガジン社 2018年7月発行 32ページ マイク・クラトウ/作 福本友美子/訳 リンク エリオットは、ちいさなぞうです。 象といえば大きいもの、というイメージですが、こん […]
第66回 奈良時代のお仕事小説といってもいいとおもう。
「駅鈴(はゆまのすず)」 くもん出版 2016年7月発行 352ページ 久保田香里/作 坂本ヒメミ/絵 寺崎保広/解説 リンク 日本の奈良時代、近江国が舞台のお話です。奈良時代は西暦700年代ごろ、近江国は今の滋賀県のあ […]
第67回 テーマパーク!温泉
「あいうえおんせん」 くもん出版 2013年11月発行 32ページ 林木林/作 高畠那生/絵 リンク 詩人の林木林さんの言葉遊び絵本。温泉をあ行〜わ行、そして濁音のがざだば行と半濁音のぱ行で始まることばの温泉がたくさん。 […]