「魔女の子どもたち」 あすなろ書房 2004年9月発行
アーシュラ・ジョーンズ/文 ラッセル・エイト/絵 みはらいずみ/訳

表紙のカラフルなカエルと髪の毛が横になびいたような奇天烈なヘアスタイルの子供たちのイラストに惹かれ手にとりました。ヘタうまグロテスクっていうか、なんなんだろ。私はすごく好きなテイストなんですよねえ。
一番上がまじょにいちゃん、真ん中がまじょねえちゃん、そして下の子がちびまじょちゃん。強い風の吹く日(だから髪の毛が横になっているらしい)、魔女の子どもたちが公園にやってきた。鳩やリスが木の上に避難するほど、彼らに怯えている様子に、何がおきるのだ?とワクワクします。魔女の子どもだから魔法が中途半端。魔法をかけても戻せない。そりゃみんな怖がるよね。
池でヨットを浮かべてた女の子、強い風でヨットが沈んでしまった。たすけてーと叫んだら、まじょにいちゃんは、その子をカエルにかえちゃった。自分でヨットをとってこい、と。なるほどな。けれどカエルから女の子には戻せない。どんどん魔法をかけ、どんどん魔法の被害が広がっていく・・・!
なんて恐ろしい。まじょっこたちは親切のつもりだから余計コワい。かけた魔法が戻せなくて困ったら、あの魔法!「ママー!」後始末は、お母さんに。期待を違わないにんまりする良い落ちだった。ゲラゲラ笑い転げているちびまじょちゃんが狂気めいてちょっと怖いがいい味だしてて一番気に入りました。