「いえでをしたくなったので」 ほるぷ出版 2014年7月発行
リーゼル・モーク・スコーペン/文 ドリス・バーン/絵 松井るり子/訳
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おとうさんとおかあさんがケンカしていて、なんだかつまんない。よっしゃ、家出しようぜ!
兄姉弟妹の4人きょうだいと愛犬・愛猫をおともに、荷物をつめて出発します。素敵な場所を見つけて落ち着こうとすると、邪魔がはいります。次へ次へと移動して結局おうちへかえるのです。やっぱおうちがいちばん。きょうだい達それぞれも思う所あったか、少し成長した感じなのもまたいい。
両親が帰ってきた子供たちを出迎えますが、彼らの冒険を陰からこっそり見てるのじゃないかしら、そして子供たちも見守ってる両親がいることをうすうす知っているのでは、なんて感じました。だから楽しく家出し、意気揚々とおうちへ戻るのでしょう。
黒一色の挿し絵ですが、さびしくない、素敵な挿絵です。アメリカで1969年に発行された絵本のこと。